「亡くなった絵描きさんに会いたいの?」 マジョ先生が花びんの黒猫の絵に話しかけると、黒猫の眼がかがやきました。 黒猫を絵描きの墓につれていくと… 「ナーオ」 鳴き声とともに、絵の黒猫は消えていきました。 「大好きな絵描きさんのところに行けてよかったね」 涙声のロザリー。マジョ先生はまじまじと墓を見ています。