どことなくリナに似ているその人形は、ずっと昔に、ワラシのお母さんがワラシのために作ってくれたものだった。 「よーし、絶対あの人形とってあげる!」「待っててね、ワラシ!」 同じ角度でコルク銃をかまえる、リナとルナ。 1発。2発。3発… 5発… 10発… 20発… 「だめだ全然当たんない」「まさかさっきの藁人形の呪いじゃないよね」 30発… 40発… あせるリナとルナ。「なんでよ〜」「ありえないよ〜」 ショックすぎて、わけわかんなくて、笑うしかないふたり。同時に叫んだ…